自動車保険の一括見積もり

自動車保険の補償内容の中に人身傷害という補償があります。これは交通事故で怪我をしたときに治療費実費がでる補償内容です。

・居眠り運転で止まっている車に追突をしてしまい、集中治療室に入る大怪我をしました。相手に過失はないので、当然治療費は全て自分持ちです。搭乗者傷害保険ではお見舞金がでる程度ですので、数百万という治療費がかかる場合は、全部カバーできません。このようなときに、治療費実費を持つのが人身傷害となるのです。

・横断歩道を渡っているときに、信号を曲がってきた車にぶつけられました。相手は、学生で任意保険に入っていなかったので自賠責保険の被害者請求という面倒な手続きをするよういわれた。よく耳にするケースですが、このようなときにも、人身傷害に入っていれば先に自分の保険会社から治療費実費を支払ってもらうことができます。保険金は人身傷害の支払いをした保険会社から、自賠責保険に対して治療費分を請求することになります。

・自転車に乗っているときに、勢いあまって転倒、骨折をしてしまいました。『自転車総合保険』や『学生総合保険』に加入していても、支払われる保険金は日額数千円と少額です。手術・リハビリまで必要になったときには、当然持ち出しです。
人身傷害の補償範囲は保険会社によって異なりますが、交通傷害保険で担保される交通乗用具での事故まで人身傷害で担保してくれる会社もあります。

この人身傷害、あくまで“傷害”保険です。つまり、自動車保険にケガに対する保険を付帯しているだけなのです。
万が一事故で保険金を請求しても、等級には一切関係ありませんので、お子さまがいる家庭などは検討の価値ありです。